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1月28日(月)10:30pm快晴

風邪を引いたらしい。胃がキリキリ痛むんです...ナ。
バザールか、はたまたサマリキャンプか、とりあえずミノマイシン、タントーゼ、ブスコパン、ビタメジン、レフトーゼを服用。会話がしんどいんです。食欲が無くなればチョット危険。今朝も冷える。摂氏4度くらいかな。
相変わらず武政先生、鹿内さん、マイペース。カメラ連中は今日も朝食抜きか。遅いんだよな起床するのが...。朝礼でひっくり返る輩は彼等みたいな人種なんだろう。団体行動が難しい...。坂本君の顔色が今いちすぐれない。

UNHCRの特別のはからいでモハメッドキールとラティファバード難民キャンプを視察することにした。同行してくれるのは税田芳三(さいた よしみ)さん。上智大学の出身でコソボ、ミャンマーを渡り歩いた歴戦の強者である。兎に角、アツイ人だ。人の命が尊いことを一番感じさせてくれる。UNHCRの現地フィールドミーティングは後で聞けばよい。こんな日本人はこの頃とみに少なくなった。天然記念物である。
イイねー。なぜか爽やかである。

両キャンプでは新しい難民が続々バスで入ってくる。登録作業と健康診断を一人一人ていねいに行っている。大変な作業量である。
税田さんは両キャンプのフィールドオフィサー。手際よく各国のNGOに指示を与える。難しい英単語や言い回しを避けて、できるだけ判りやすい表現をすることに心がけているそうな。

モハメッドキール、4万2千人。現在医師数3名、スタッフ20名。毎日500家族程度のrelocationがある。大変だ。470本ある井戸のうち、今生きているのは4つくらいらしい。坂本君、水のサンプル採取開始。明朝まで結果を出さなければ...。

医療NGOのAMDAのプロジェクトコーディネーターと知り合う。年間総予算は3億円程度。今回は、はしか、前回はポリオのワクチンを投与したらしい。一般診療はもちろんである。日本人薬剤師は今回巡ったキャンプではついに見ることができなかった。医師も看護婦もがんばっているのに、なぜ薬剤師は?と思ってしまう。
何かこの辺が深みにはまってしまう原因になりそうだ。

団長 


2002年1月29日 20:52

今日は、調子もいいので、いままでずっと一日遅れの日記を一気に、追いつかそうと考えています。
只今、外から銃声らしき音が、数回つづきました。さすが、「軍事費が、国家予算の大半をしめる国」という感じ・・・

昨日は、モハメッドキール、ラティハバードの2箇所のキャンプを訪問。
モハメッドキールは、4000M×5000Mと広大な土地。
ここは、コトカイキャンプと少し感じが違い、土壁の中にテントを張っている。
そして、ここで数少ない井戸から、水を採取。この検査の結果には、UNHCRのよしさんも少し興味があるようです。

ラティハバードでは、AMDAが医療を支援していた。コーディネーター、看護婦が日本人。看護婦さんの話では、「日本では、薬を商品名で覚えている為、ここでは、少し困っている。」ようなお話もしていました。
ぜひ、私たちでよければサポートしたいと思う。

いまだに、銃声は鳴り止みません・・・

坂本


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