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1月31日(木)快晴  PIA機内にて

羽生さん宅でごちそうになった泡盛がまだ残っている。酔いざめは悪くない。とりあえず荷物の片づけ…。鹿内さんは、大忙しであるんです。武政、坂本両氏もなにかと忙しい。メールがうまくつながらなかったせいもあり、クッタ、クッタになってクエッタ…ナンチャッテ…。
昨日のシャー・ファイサル・モスクはすごかった。タリバンと名乗った僧職の人が近づいて来た時は流石にビビりました。
鋭い眼光、流暢な英語、そして子供に向けた時の優しい眼…。武政先生、"モスリムになりなさい"と云われちゃった…。でした。
インダス川がもう一度見たくなり、ガイドにおねだり…。運良く、インダス川とカブール川の合流点で渡河。プルターク武勇伝のアレクサンダー大王になりきっていました。舟頭さんは、禁断の煙をプカプカ…。やってみないかと云うので早速一服デス。ウイスキーの方がイイみたいです。盛り沢山の調査を全て終了。報告書は羽生、森山両氏のNAMEを入れて良しとの気遣い。スゲエー連中だと思いつつ…。本当の意味での人道支援とは何か、ムズカシーデス。簡単なことではない。「あちら立てれば、こちら立てず」と。
人を助ければ良いと云うものでもない。国家があり、政治が、そして役人がいて、庶民がいる。そして、国境を越えれば、いつでもキバをむいて来る敵国がある。一つだけ結論!難民支援、発展途上国支援は、戦争を止めさせれば、そうむずかしいことではない。これが難しいことなんだろうけど…ネ。

・ 最後のボヤキ…
せっかく排ガスにも感染菌にも負けず、頑張って調査して終了のゴング間近。出発時、不愉快そのもの。荷物のオーバーチャージ…。武政君、顔面ソーハク。成田出国時のウェートと同じなのに、なぜか銭を払えと云う。判らない国である。4人合計、10万円を7万まで値切る。これもおかしい。できること事態がおかしい。瞬間、"この国なんて、滅びてしまえ!"とすら思ったのは小生だけでしょうか。いつもと違うチャージは、この機内全員に振りかかっておりました。考えてみれば、30年位前の日本もこうでした。国のお役人さんが強くて、強くて…。と云う訳で、排ガス、お役人問題、パキスタンも日本と同じプロセスを踏んで行くことでしょう。
今回の調査は、「シコメのフカナサケ」って所でしょう。帰ったら、帰ったで"オー、忙しい、忙しい""白人ウソツキ""インディアンウソツカナイ""日本人モチツク""パキスタンアクタイツク"武政氏の名言でありました。

1月31日付の日誌をもちまして、今回は終了したいと思います。
「UNHCR」、「ユニセフ」、「博報堂」、「日本政府」、「日本薬剤師会」、「健友会」、「鹿野、水澤両弁護士」、「黒川の親爺」、「MアンドMグループ」、「留守番の社員一同」そして「小生の家族」、皆様のお陰で無事、帰国できそうです。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

団長


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